絵本「扉の国のチコ」

 「 扉の国のチコ 」 
 巌谷國士・文 上野紀子・絵 中江嘉男・構成 
 
 
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( あらすじ )
 
チコはいつもひとりぼっちでした。生まれつき目がよく見えなかったせいもあります。いや、ほんとはよく見えないのではなくて、ふつうとは見え方がちがうだけなのに、人から笑われたり、からかわれたりするのでした。
(中略)
でも、あるときすてきなプレゼントをもらってからは、見ることがいっそう好きになったのです。小さな望遠鏡。
これをのぞけば世界はひとつになり、遠いものもくっきりと大きく見えます。
チコはそれを知って以来、望遠鏡を片時もはなさない少女になりました。
 
 
 
見ることが大好き。望遠鏡で遠くを見て、目で旅をする!
くっきりと間近に感じられる不思議な世界のほうへ、
チコは毎日のように出かけていきました。
 
※ amazon 書評より一部抜粋
 
 
抱き人形「 黒帽子ちゃん 」も( 人形雑記帖 )で紹介させていただきました。
 
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黒衣の少女チコは、望遠鏡を手に不思議な旅へ出かけます。
 
 
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ダリ を連想させる画風と、トリックアートのような構図。
 絵本と呼ぶにはあまりにも芸術的。
 
 美術評論家 「瀧口 修造」氏へのオマージュで生まれた 「 扉の国のチコ 」
 
この絵本もまた、シュールレアリスム世界へ導いてくれる
 (扉の国)でした・・・・・!。
 
 
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