明治の女学生

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※ 2009年11月23日の記事を、加筆・修正して再アップしました ※
 
今回は時代を遡って、明治期の表紙もご紹介いたします。 
 
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 少女世界 明治39年 11月号 
 
明治時代の可愛い表紙絵です。
 
西洋風なテーブルで、
手にしているのは姉様人形。
 
女学生の姉と、幼い妹。
 
現代ではあまり目にすることの無くなった家族。
( 母親代わりの姉 )の風景です。
 
 
 
 
 
 
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女学世界 明治44年 5月号 
 
明治も末期に近づいて、
表紙画も自由になってきます。
 
 美人画そのままの、凛とした後ろ姿。
 
大きなリボンに、洋傘のハイカラお嬢さん!
  
和傘か洋傘かで、
印象が全く違ったものになりますね。 
 
 
 
 
  
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 版画の扉絵は 巌谷小波の小説「 鶯塚 」
 
大正の初期までは、
版画絵の口絵や挿絵が多く見られます。
 
当時の版画はもちろん和風ですが、
素朴で愛らしくも映ります。 
 
 
 
 
 
 
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こちらも版画。
「 天長節 」「 新賞祭 」の歌が掲載。
 
※ 天長節は、明治天皇の誕生日です ※
 
 
素朴な版画絵は、
子供や少女を表現するのに好く似合います。
 
 
 
 
 
  
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カラー口絵タイトル =「 運動会 」= 
 
元気な明治の女学生!
とても活動的に描かれています。
 
女学校の運動会なんて、
当時の庶民には嬉しいイベントだったのかも♪
 
 
 
 
 
 
 
  
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口絵タイトル=「 おし花 」= 
 
自由な線で描かれていますが、
まだまだ(日本画)(錦絵)タッチが主流です。
 
細面に切れ長の目。
こんな表現の中に(明治)という時代を感じます。
 
 
 
 
 
 
 
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「 ハイカラ女学生 」は、明治とともに誕生しました。
 
幾時代を経ても、着物が日常着でなくなっても、
決して廃れなかった女学生の袴。
 
その姿は憧れの対象として、
この国の人々の胸にしっかり刻まれてきたのでしょう☆★
 
 
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