紅葉の季節

  11月は紅葉の季節。大正時代の表紙絵も、鮮やかな紅葉色です。

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少女の友 大正2年11月号 ※ 表紙画 川端 龍子 当時としては、オシャレな構図です。

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口絵タイトル =「 落日の郊外 」 作画=佐々木 林風

頭のてっぺんと、後ろ髪をしばるための2つのリボン。
明治後期から~大正期は、大きなリボンが大流行。頭部を固めた「束髪」からの開放です。

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少女の友 大正3年11月号=「 秋の増刊 友子さん 」=。※ 表紙画 川端 龍子

「 友子さん 」とは「 少女の友 」誌そのものであり「 読者 」の総称でもあります。
この号では、小説や読み物の主人公が=「友子さん」なのでした!

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「 花の陰 」というタイトルの挿絵・・・。これは素敵!そして傑作!

(イラスト)とも表現できるような、線画の女学生。
大正3年当時はこんな挿絵をほとんど見かけることが無く、珍しいタッチの扉絵です。
※ なぜか作者名の表記がありません。おそらく龍子だとは思うのですが・・・。

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時代は少し進んで、少女の友 大正14年11月号。何度かご紹介している大好きな表紙です。
少女の後ろには、鮮やかな紅葉のグラデーション☆

表紙絵のタイトルは「 秋の香 」 作者 = 林 唯一

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大正期の秋。紅葉に夕やけ。山の木の実。風景のほとんどが、平原や野山だった当時。
その光景は、きっと華やかで圧倒的!!

現代よりも、遥かに眩しくて・・・。色鮮やかであったのかもしれません☆彡

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