秋の表紙

画像は、大正五年の少女雑誌「　少女の友　」１０月号。

表紙絵の作画は、若き日の（　川端　龍子　）画伯。後に日本画壇の大家となられました。

この表紙絵・・・。超！可愛いくないですか！？(*^^)

川端画伯の表紙絵では特に好きな絵のひとつなので、１０月にご紹介できて嬉しいです。

目次の「花季」には（　紅葉。菊。りんどう。蔦。木犀。）

「行事」には　（　十七日　神嘗祭。　三十一日　天長節　祝日。）
（　暑からず、寒からず、紅葉狩茸狩によろし　）とあります。　

２枚目の画像は、口絵と呼ばれるピンナップのような挿絵。
日本の秋には、柿ですね。

当時の少女たちは表紙絵や口絵を切り取って、文机の壁や屏風に貼り付けていました。

木造の家屋で、照明事情も悪かった当時。

挿画は「絵画」であり、読者少女たちにはひとつの（　明かり　）だったのでしょう☆★