お正月の表紙画

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昔のお正月は現在よりも忙しく、賑やかな行事でした☆☆
少女雑誌の表紙も、あえて古典的な絵柄に描いた作品が多いようです。
 
少女の友 大正三年 新年号  表紙画 川端 龍子
 
 
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大正3年の表紙は 「明治期・錦絵」の面影を強く感じます。
 
五色の千代紙を刻んで祝う唄。
~~~  降るよ降るよ きれいな雲が 五色にいろどる きれいな雲が  ~~~
 
    
 
少女の友 大正七年 新年号  表紙画 川端 龍子
 
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同じく表紙画を描いたのは川端 龍子。4年の間に画風がかなり変化しています!。
この頃の龍子画は(素朴に可愛い)絵柄で、こちらはあえての古典的タッチ。
表紙には(金彩)が施されていて、やはり新年号には力が入るようです★
 
    
 
昭和モダンの時代は、中原淳一の表紙と付録が人気を博します。
復刻版でも、昭和13年の新年号が発刊されるようになりました。
 
【 『少女の友』 中原淳一 昭和の付録 お宝セット  】 
 
 
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※ 実業之日本社 公式サイトより ※
 
中原淳一の表紙画も、新年号は落ち着いた和装の少女。
付録ではモダンな西洋風の品がありますね☆☆
 
    
 
日本は雑誌文化の国。現在でも、新年号は豪華なつくりです。
 
着物の国であり、楽しい行事と伝統が調和する国。
 
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お正月は、厳しい寒波の季節でもあるけれど・・・・・。
 
今も昔も、少女たちは新年号を楽しみに年末年始を過ごし、
 
胸を躍らせて頁をめくったのでしょう☆★