漫画家 三原 順 「 赤い風船のささやき 」

 
昔&むかし。70年代、コドモの頃。
 布団の中で、こっそり少女漫画を読みながら、ぼろぼろに涙した思い出があります。 
その漫画家の作者は・・・・・。「 三原 順 」先生 
     タイトルや内容ではなくて、( 画そのもの )をはっきりと記憶していました。
大泣きした、漫画内容にもちょっと興味あり♪ 
そんな時も!。現在は、webという、とても優れた文明の利器があります!☆。 
ちょっと検索♪ すぐにソレらしいタイトル発見!♪ 
 
「 赤い風船のささやき 」 別冊マーガレット 1974年9月号 
え?74年?・・・・・小学2年生!?。そんな年齢なのに、どうして三原作品を読んでたんだろう・・・・・?。
 
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わかりました☆。この表紙!。外国の少女像が、児童書のような印象を与えたのでしょう☆。 
近所で立ち読みして、店への体裁&根負けもあって、母親が買い与えてくれたんだった。 
さて、漫画=「 赤い風船のささやき 」=どれどれ、覚えてたシーンは・・・・・。
・・・・・って、すぐに出てきましたっ!
 
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これだあぁあ~~!! わぁ~っ・・・・・。このセリフ!!。
あぁ~・・・そうかぁ・・・・・これで大泣きしたのかあ・・・・・!。 
主人公の少女が、当時の自分と近い年齢。
( ママに愛されたくて、泣きながら祈る姿 )に、胸を打たれたのかもしれません。ぐすん。  
 
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 三原作品の中で「 赤い風船のささやき 」は、特に目立った評価はないようです。
内容はやや極端に展開するため、コドモにはなおさら、難解なはず。 
・・・・・・・それでも・・・・・・
 
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クライマックス。赤い花束を抱えて、少年を迎える少女。 うんうん★このシーンでも泣いた~!。
 
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「 (愛されなかった少女)と(はみ出しっ子少年)が、シアワセを掴んだ 」=結末は、理解できたようでした☆☆。
  
70年代から、90年代までの長い期間、漫画家としての活動をされていた、三原順さん。
三原さんの漫画は、硬質で哲学的な作品が多く描かれています。
 
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実は・・・・・。
今回の検索がきっかけで、三原先生が42歳の若さで病没されていたことを知りました・・・・・。 
現在でも多くのファンの方々が先生を偲び、三原作品を語り継ぐ活動をされています。
投票によって、復刊となった作品もあるそうです。
 
 
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代表作
「 はみだしっ子 」
 
 三角形の瞳&鋭利なライン。 
 個性の際立った絵柄。 
 
鋭い洞察と、語録の迷宮のような代表作。 
 
 
 
 
その結末については、現在でも探求が続いているそうです。
 
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まだ子供だった当時。
記憶の断片に残っていた、少女漫画。
 
ちょっとの興味で検索を始めてみたら・・・・。 
三原先生の死と、その功績を知ることになりました。
 
ちいさな胸にも、心を打つ作品となった 
「 赤い風船のささやき 」
 
遅すぎたけれど・・・・・。三原順先生 素晴しい作品をありがとうございました!!
 
~~~ 心より、ご冥福をお祈り申し上げます。~~~
 
※ 「 赤い風船のささやき 」は、「 三原 順 傑作選 70’S 」に収録されています。※