折り紙

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日本の折り紙は、アメリカで現在「 オリガミアート 」として、学会や展示会に即売会。教室にコンテストと、独自に発展をしているそうです。

※ 文房具のフリーマガジン「 Bun2(ブンツウ)」20号。
外海 君子さん ニューヨーク発文具リポート の記事を要約してご紹介させていただきます。

オリガミは「 数学、科学、物理、建築学 」の分野にも通じ、各教育現場での導入もされている事。

折り紙を「 オリガミ・アート 」に発展させ、その魅力を理論に展開した「 オリガミスト 」は、なんと(数学者)と高名な(物理学者)の方でした。

「 一枚の紙から、道具を使わずに、手だけで美しいものを作れること。」
「 点と線と面を使って、素晴らしい物体を作れるオリガミは、アートであり、数学でもあるのです」
「 幾何学の美こそが、オリガミの持つ最大の魅力 」~~~ 数学者トム・ハル博士 ~~~

折り紙の理論を( エアバッグ )( 宇宙望遠鏡 )の設計に活用し、(モジュール・オリガミ)という複合的多面体な造形物を考案したのは、物理学者ロバート・ラング博士。

「 複雑かつ美しく、興味深い形状を、一つの平面から切り込みなしで造り上げられることがオリガミの魅力。」~~~ラング博士~~~

記事の最後は「 アートとサイエンスが出会うところ。高等数学を一般の人々にも語りかける共通のことば。オリガミが科学者を引き付けるゆえんはそこにありそう。」という外海さんの言葉で結ばれてありました。

とても身近だった折り紙。海外では、スゴイことになっています^_^; 

さて・・・。オリガミ本家の日本。画像の折り紙(←漢字で)セットはおそらく大正末期~戦前の品物と思われます。
「 新案教育玩具 ヲリカミカード 」と表記されていて(教育玩具)としての扱いですね。

中身は、鮮やかな折り紙と切り紙。お顔がえんぴつ描きされている(福助)や(甲)
切り絵の裏側には、(蝸牛)(吊燈籠)(玉乗)と筆書きされています。

とても上手で精巧な出来上がり。ちいさな子供の手で作られたとは考えにくい丁寧な作り。
子供たちと一緒に、お母さんやお姉さんが、折り紙を楽しんだのでしょうか(^_^) 

画像のイラストは、夭折した児童画家「 岡本 帰一 」さんの代表作のひとつです。
タイトルは「 切り紙あそび 」。切り紙が、モダンでグラフィックな背景に☆
当時の切り紙が、手元にあるのがちょっと嬉しいかな(*^^)v
( そういえば、一般家庭にハサミが普及するのって何時ごろなのでしょう?。)

紙に切り込みを入れるだけで、幾何学模様が楽しめる。それは、異国の雰囲気さえも感じさせます。

当時の人々のまなざしに、切り紙はとても( 和風モダンな紙細工 )に映ったのでしょうね☆(^-^*)/