ジェジェとキャンディ
今見るとかなり甘いお顔立ちなのですが、発売当時は「顔が少女マンガ」の人形は画期的でした。
当然小学４年生のワタシは死ぬほど！欲しかったのですがwww、当時でも、やや高価なお品。
誕生日やプレゼントでもなければ、気軽に購入してもらえるような人形ではありませんでした。
さて。ワタシは毎日、一番近所のお友達の家に寄ってから一緒に学校へ行きました。
その彼女の家のソファーの上には、（ジェジェ）と（キャンディ）が仲良く並んでいたのです☆。
毎日、２体を見るのが楽しみ♪。そして、大流行の人形両方を持っている友達が、羨ましくてウラヤマシクッテたまりませんでした～！！。
「 いいなあ・・・。いいなあ～・・・。」そればかり。。。
子供の目には、友達のお家は何もかもが羨ましく見えるのです。(~_~;)
当時のワタシは テレビドラマの家庭と我が家の違い。よそのお宅との違いがただ単純に不思議でした。
「だって、誰々ちゃんのお家は・・・」ってよく口にしていた気がします。どうにもできない事なのに。
子供は真っ正直で、そしてやや現実の認識が欠けた生き物なのです。
そんな子供時代の思い出であるジェジェとキャンディ。
２体の人形の持ち主である友人は、優しくて誰に対しても思いやりのある人柄でした。('-'*)
当時のワタシは、そんな彼女に甘えてかなりわがままに振り回してしまったような気がします。
そう。やはり物欲しがりの私などではなくて、控えめで優しい彼女こそが、この２体を所有するのにふさわしい少女だったのでしょう。(^-^)
そして数年前、ジェジェの復刻も発売になりました。あの時から、そうか、３０年も経っているんだなあ～（しみじみ）・・・。
ワタシは小学校。いえ、赤ん坊の気持ちなままに、(^^ゞ人形好きな人生を生きるようになりました。
２体のオーナーの彼女は、その後、幸せな結婚をされて、現在では優しいお母さん＆保育士さんになっています。(^-^*)/
※ ２００４年記載 本サイト「人形浪漫館」記事より加筆・修正を加えて転記しました。
