知育玩具 ぽぽちゃんとメルちゃん

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【知育玩具】という商品があります。文字の通り、「遊びながら学ぶ」。主に1~3歳児が対象の情操教育を目的とした玩具類です。

その中でも、「お人形さん遊び」は=「お母さんごっこ」。いつか母親になる{芽生え}を感じさせるのが主な目的とされています。

 それは、フェミニズムの観点からいえば「刷り込み教育」とされてしまうのですが・・・。

自分よりも小さくて弱いモノをいたわる気持ちは、出来るだけ育てて見守ってあげたいと思います。
(^_^)

本来「お人形さん」はゼイタク品でした。そんな時代の中でも、当時の子供たちは枕やざぶとんを二つ折りにして背中におんぶしていたのだそうです。

 私自身も、おしゃぶりしながら「ママー人形」を背中にしょっている写真があります。自分自身がおんぶされる年齢なのに、不思議ですね。(^.^)

現在は、「メルちゃん」「ぽぽちゃん」が{お母さんごっこ遊び人形}の代表です。

お顔、サイズ、材質、服の配色のすべてが全く異なるため、「メル派」「ぽぽ派」に分かれるようですね。

アニメタッチがメルちゃん。リアルドールがぽぽちゃん。
※ 子供向けのリアルドールとしては、日本ではぽぽちゃんが限界でしょう。実際、販売当初ぽぽちゃんのお顔はまわりから驚かれたのだそうです。(公式サイトより)

個人的には、メルちゃんの方が馴染みやすく、ぽぽちゃんは気味が悪かった・・・のです。手に入れるまでは。(笑)

福祉バザーの会場で、ダンボールの中に無造作に放り込まれている2体を見つけました。 驚いたのはぽぽちゃん・・・!。店頭での印象と全く違ったのです!。

 指先がピンク色。お洋服を着ているよりもずっと生き生きと見えます。 一瞬、本当の幼児が微笑みかけたような錯覚さえ受けました・・・!。(@_@;)

メルちゃんは、人形本体はもちろん、関連グッズの充実ぶりには感心してしまいます。ベビーカー、クローゼット、ハウス・・・。

ビッグサイズでやっと日本も海外に追いついたんだなあ~と感心してしまいます。 今の子供たちは幸せですね。 (^^♪

改めてメルちゃんのメーカーを確認してみると、あれ・・・?。PIROT?。
そう!、「パイロットインキ」。(元はパイロット万年筆) 文具メーカーの製作した人形だったのです。

そしてぽぽちゃんは「People」という若いベンチャー企業の商品でした。公式サイトでは血気盛んな企業理念が掲げられ、若い会社ならではの情熱(!)が伝わってきます。

どちらも、老舗の玩具メーカーではないことが新たな発見でした。

メルちゃんの公式サイトには、子供たちの「写真館」があります。
どの写真も本当に微笑ましくて、見ているこちらも幸せな気持ちになります。

成長して、すぐに「お人形遊び」の日々からは卒業してしまうのですが、こうした玩具類はお母様方がそのお子様のために、出来るだけ処分せずに残しておいて欲しいと思います。
少なくとも、勝手に捨てるという事はなさらないで~・・・。〔←被害者(泣)〕

とはいえ。手元に残っていると全く興味も思い入れも持たないのが人の世の常。^_^; 

ワタシのように、ほとんどのモノを失った人間だけが、永遠に思い出の品を探し求めていくものなのかもしれません・・・。

※ 2004年書き込みの記事に加筆・修正を加えました。