村上 三千穂

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村上 三千穂は、昭和初年度に活躍された日本画家です。( 明治32年生まれ~昭和13年没 )

明治に生まれ、日本画の勉強のために、大正期の京都で青春時代を過ごした村上 三千穂。
モダンな叙情画の時代に、みちほは数多くの( 日本の娘 )を描きました。

すでに明治の面影は遠くなり、和装の少女は、絵物語に存在するのみだったのでしょう。

みちほの描く少女たちは、「叙情画」というよりも「絵姿」と呼ぶにふさわしいような気がします。

少女雑誌での活躍は、主に昭和7年以降~。実業の友社発行「 少女の友 」では、みちほの口絵と、彼の手がけた付録が人気を博すようになりました。

付録という枠をこえたような、華麗な紙細工の数々。

「 四季ごよみ 」「 少女書譜 」「 御羽子板 」「 彦根屏風たとう 」「 歌絵巻 」
~~~ その名称だけでも、美しい日本のことば。。。('-'*) ~~~

なかでも代表的な付録が「 小倉百人一首 」。こちらは「少女の友の歴史にも残る(逸品)」です★。

夢のような絵姿を遺して、昭和13年。村上 三千穂氏は四十歳の若さで永眠されます。
晩年は、宝生流の能画に取り組まれ、力作を描き上げたそうです。


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時代は流れ、戦前の叙情画文化を後世に残そうと、多くの方々が展示会や書籍出版・復刻などの活動を行っています。

村上三千穂氏の作品も、みちほさんの娘さまのご協力で、福岡県芦屋町のファンシー雑貨ショップから、ネットで購入可能になりました☆。

数年前に、画集「 みちほの思ひ出 」を購入します。すると・・・!。巻末にはみちほさんの娘さまでいらっしゃる( むらかみ涼子 )さまより、直筆のメッセージとお手紙が添えられていました・・!!。\(◎o◎)/!

便箋には、{イラストを手がけていらっしゃる}娘さんの、黒猫が描かれています。
あまりに思いがけない心遣いに、ワタシはどうしていいものか検討も付きませんでした・・・。

売店「 メリーキャッツ 」さま。( むらかみ涼子 )さま。誠にありがとうございました。

改めて感謝を申し上げると同時に、拙文ながらも麗しい和装の絵姿を描いた「 村上 三千穂 」の作品をご紹介させていただきました・・・。m(__)m

~~~ 娘さまである「 むらかみ涼子 さま」からのメッセージ ~~~

【 あどけなく優しい少女達の絵姿に こころ和ませていただけたら 幸せです。ありがとうございました。】

参考文献 : 画集 「  みちほの思い出 村上 三千穂 作品集  」 むらかみ涼子
      ( 購入店:ネットショップ「 メリーキャッツ 」 )

※ ご紹介した作品は、すべて私蔵の「少女の友 口絵」より掲載いたしました。