みちほ 小倉百人一首

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こちらは、戦前の少女雑誌の付録です・・・!!。これが「戦前」の「付録」★★!!。\(◎o◎)/!

「 少女の友 」昭和9年 新年号付録 「 小倉百人一首 」 作画 村上 三千穂

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ワタシの手元には、弥生美術館が編集された「 少女の友展 」の解説書があります。

その解説によると、若き日本画家である 村上 三千穂氏の筆による原本では、「 読み札も見事なちらし書き(!) 」であったのだそうです。

( 当時の印刷技術の関係で、残念ながら、活字印刷になってしまいます。)

その代わり〔 札の(ふち)を作るために、印刷所の職人さんが「手書き」した〕・・・。という経緯が記されています。

この小倉百人一首は「 少女の友 入魂の一作 (解説書より)」であり、当時の付録の予告文も、合わせて掲載されていました。

付録の域さえ超えた、完成度の高さ。すべては、こちらの予告文に表現されています。

【 (前略)極彩色然も考証正確なこれだけの歌留多を若し蔵する人があったなら、子孫に伝へて決して恥かしくありません。昭和文化の一記念塔として、広く天下に誇ることの出来る名作であることを断言いたします。】

昭和8年といえば=1933年。76年前!。時代を経たこの逸品を手に出来たのは、幸運であると思います。

百人一首万葉集古今和歌集という、唄を詠む心を持った国に生まれたということも。

叙情画の時代。当時の夢を詰めた、宝石箱のような名品です。

平成21年のお正月。ワタシはこの百人一首の文箱と札の一部を、古い額に収めました。

~~~ 季節を選ばず、一年中この名品を鑑賞できるように。~~~

(*'-')ノ~。.*・゜('-'*)