ユッコちゃんのおしゃれ洋裁店

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74年か73年。ワタシが小学3~4年生のある日曜日。
突然、父が「おい!、りかちゃんの家を買ってやってもいいぞ! 」と声をかけてくれたのでした!☆。

そのときの嬉しさと興奮いったら・・・★「わああ~~い!!。バンザア~~イ!!。」\(^o^)/
もお、大喜びなワタシでした!☆☆。すぐに準備して、妹&弟も一緒にデパートへ♪♪o(^-^o)(o^-^)o

ところが・・・。う、売り切れ・・・。(>_<)(*_*) そして次のデパートでも、また売り切れ。
それなら商店街のおもちゃ屋さんへ!・・・、ここも在庫無し!!。(+_+)(T_T)

こうなると、父も頑張ってくれました。今度は車で駅前のおもちゃ屋さんへGO!。
ところが、なんという事、ここも品切れ!。v(≧□≦)v!

どうしてか?人形に関しては、熱望するのに反し、とにかく縁の無いワタシなのでした。

ガッカリしていた私達家族に、お店のオジサンが「もっと性能のすごいのがあるんですよ!」
と勧めてくれたのが、トミー製[ ユッコちゃんおしゃれ洋裁店 ]でした☆。ヽ(^o^)丿

リカちゃんの大成功に影響されて、他のメーカーでも着せ替え人形の開発をしています。
70年代の初めに「可動する」機能を備えた人形が世界的に流行したそうです。
中でも、このユッコちゃんシリーズは( サイクリング、バレエ、バトン、テニス )などなど、多機能☆な特徴を備えていたのです。

「こうしてですね・・・」、とおじさんがミシンをセットして動かしてみました。すると!、モーター音が鳴り、お人形さんがミシンを踏んでるう!。
「おお~っ!。」 \(◎o◎)/ 父も驚き、家族一同wで歓声の声を上げました★★。

今にして思えば、超合金やマシンものなど、多機能のおもちゃが父は結構好きだったような気がします。
それに、(ハウス)と(ユッコちゃん人形)が付属していたので、父にとってもお買い得☆。
 
品物を車に積んで、皆で賑やかに家へ帰りました(^^♪。本家である、真紅のリカちゃんハウスにほんの少し未練はありましたが・・・。

結局、子供の手ではなかなかミシンを巧くセット出来なかったのですが、ピンク色で少女マンガのようなハウスと、お姉さんぽい優しいユッコちゃんのお顔は好きになれました。(^.^)

こちらは当時の私も「遊びきった」のでしょう!。手元に残っていないのだけど、不思議と感傷的な気持ちは無くて、ユッコちゃん&ハウスは、おもちゃとしての役割を十分に果たしてくれたのだなあ・・・。と思っています。
そして数年前には、フルセットで買い戻すことも出来ました!☆☆。(*゜ー゜)v

「可動」であることは、遊ぶには楽しくても子供が保存するのには不向きです。
ユッコちゃんも可動する足が後々に緩んでしまい、人形としてはネックとなりましたが、とても楽しめたお人形さんでした。♪
現在では、「70年代の珍しいおもちゃ」として資料本や図鑑にもユッコちゃんシリーズは紹介されているので、元オーナーは誇らしいです。( ^^)Y☆Y(^^ )

そして・・・、実は、この浪漫館に載せるために書き込みをして気付いたのですが・・・。
今は亡き父が私だけのために購入してくれたのが、この「ユッコおしゃれ洋裁店」であり、長女である私に父から与えられた、これが最後のおもちゃになりました。 

~~ 数少ない、父との思い出をつなぐエピソードのひとつです。('-'*) ~~

※ 2005年記載 本サイト「人形浪漫館」記事より加筆・修正を加えて転記しました。