わたしの抱き人形 ラブドール・アン

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小学4年の秋に、親戚の伯母さんから抱き人形をプレゼントされました。ワタシと妹と色違いで2体。
「ジェジェかな・・・!?、どきどき・・・!!」 あ”~残念!!。
・・・いわゆる(類似品)でした。 これまた、とことん縁のない子供時代のワタシです。(-_-;)

だけども、憂い顔で、ジェジェよりも美人さんでした。
ワタシはすぐにそのお人形に夢中になって、人形を抱っこしながら自分の事や、学校の事etc,いろんなお喋りをします。
眠る時も枕元にお人形を置きました。学校から帰ると、2体はおとなしくワタシの帰りを待っていてくれました。
 ヾ(*'-'*)~

・・・ところが。一年ほど経ったのか、その抱き人形は棚の上に放置されたままになってしまいます。

あんなに可愛がったのに、どうしても以前のように気持ちが高ぶらない。
大切にしたいのに、どうしてなんだろう・・・?。焦りにも似た戸惑い。


プレゼントしてくれた叔母さんが尋ねて来ることになり、「どうしよう・・・?。遊んで見せないといけないし~。(>_<)」と困った記憶があります。 
・・・子供なりに気をつかうものなのです・・・・・。

夢中になって愛した、一年前の自分への恥ずかしさも込み上げてきます。(>_<)(*_*)(+_+)(T_T)

それは、とても自然な「 成長過程 」であったのに、ワタシには罪悪感がありました。
「民族人形(前出)」のように、哀しそうにこちらに訴えているような気さえしたのです。
「 ジェジェじゃないし(ニセモノ)」という不満が大きくなってきたことも。

~~~ しばらくして、いつの間にか2体の抱き人形は処分されていました。~~~

気付いた時は、どこかホッとしたような、でも人形に対して苦しいような気持ちは感じていました。 
その想いは今でも。

人形遊びを卒業するのは自然なこと。
遊ばれなくなった人形は、部屋の片隅で静かに色褪せながら、持ち主と一緒に歳を重ねていく・・・。

子供だったワタシは、まだそんな愛し方も接しかたも分からずに、ただ後ろめたい思い出が残りました。~~~

現在はインターネットの時代になって、過去に発売されていたものも海外のアンティークまでも入手が可能になりました。そんな中で、ワタシのお宝探しが続いています。
グッズすべてを探しているわけではなくて、どこか未練やほろ苦い思い出のある品ばかり。

この抱き人形も探していますが、残念ながら、まだお目にかかった事がありません。


〔 人形は流転する 〕。資料本の一文を読み、目からウロコが落ちる気がしました。。。

人形は流れていく。 誰かが手放したものか、倉庫のデッドストックなのか。
そして、ワタシはあの抱き人形とふたたび再会できるのか!?。

いつか、きっと見つかりますように・・・!。('-'*)
その時は、古い友人に再会出来たように、長く大切に可愛がっていけると希望を抱いているのです☆。 


※ 2005年記載 本サイト「人形浪漫館」記事より加筆・修正を加えて転記しました。

                   ★ 追記 ★( 2007年2月 )

この抱き人形が見つかりました!!。 \(^o^)/ 画像を見た瞬間に、「きっと、これだぁ!!」、と直感して、届いたお品物で確信!。
この抱き人形は、名古屋の老舗 「 オオイケ 」製だったのです!。(*^^)v 
名称は、「 ラブドール・アン 」。モデルチェンジをして、現在も販売されている人形でした★★。

衣装のデザインは違いますが、グリーンのエプロンとリボンが、所有していた物と同じ素材です♪。 

懐かしいお顔は・・・。もう、理想的な憂い顔☆。。。(*'-')ノ~。.*・゜

子供の頃は、どうしてもジェジェやキャンディの華やかさと比較してしまったけど、今はこれ以上に好きなお顔にはめぐり逢えない・・っていうくらいに大好きな表情をしています。

後ろめたい思い出のある抱き人形でした。30年近く経って、可愛い小花のドレスを着て、このお人形はワタシに会いに来てくれました☆彡。 (*^_^*)

これからは、ずっとそばに置いて大事にします♪。 そして、お譲りくださったMさまにも深く感謝とお礼を申し上げます!。 本当にありがとうございました☆彡。 \(^o^)/